上杉鷹山の改革
「売春産業を撤廃せよ」と叫ぶと必ず「そんな事をすれば性犯罪が増えて困る」などと訳知り顔で述べる人がいる。そういう人は歴史を知らないのである。
我が国においてもその歴史がある。
鷹山はその「仁政」の過程で、藩内における公娼を撤廃した。
廃止すると欲望のはけ口が断たれ、別のもっと凶悪な方法で社会の純潔を危険にさらすという、しばしば聞く反対論に対して、鷹山ははっきりと答えた。「もし欲情がそんな事で静まるなら、そのためには数知れない遊郭が必要であろう」
鷹山は公娼を廃止したが、何の不都合も生じなかったという・・・。
「なせば為る 成さねば為らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」(鷹山の名言)