2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

友清高志の『ルソン死闘記』 をちゃんと読んでおこうね

友清高志の『ルソン死闘記』 講談社を読む 満州第一部隊第86飛行場大隊 将兵580名 1944年7月1日に出帆した・・・・帰還者53名 戦争とはどんなものだったのかをあるがままに書いたものは、多くありますが、この友清高志の『ルソン死闘記』は、そ…

日露戦争のころの軍の情報統制

日露戦争で書いてはいけないと指定されたのは 「日露戦史史稿審査に関する注意」に書かれている。 15か条のうち面白いのは 3、臆病、失策を書くな 6、前進または追撃の迅速かつ存分でなかった理由は省略し、漠然とした記述にしておけ 11、国際法違反…

歴史教科書が決して書かない 東学党の第二次蜂起で「皆殺戮しろ」と命じていた日本軍

日清戦争のきっかけとなった東学農民の蜂起 1894年春 全羅道で起こった東学農民の蜂起には続きがあった。東学第2の蜂起である。この蜂起は日本軍の侵略に断固反対していた。(p110) (『司馬遼太郎の歴史観』 著者紹介:中塚明ー1929~歴史家…

岩倉具視の妄念

1871年(明治4)10月、渡米直前の岩倉具視は、「天皇陛下は天照皇大神からの絶えることのない血統の御子孫であらせられ、従って神性を有するお方であると日本の国民が信じることは絶対に必要なことである。」と英国代理公使アダムスに述べた。(『日本近…

国家神道の教祖・平田篤胤が靖国に与えた影響

毛利元就が宗像大社や厳島神社の《宗像3神》を篤く崇拝していたのはよく知られている。宗像3神は海上航海の安全、戦の神として知られ《古事記》に書かれている3女神である。 その毛利家の家臣たちが明治維新の動乱と戊辰戦争で死んだ兵士を祭ったのが靖国…