2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

賀川と李承晩

1952年 李承晩大統領は「李ライン」という海域を設けて、日本の漁船が次々に拿捕される事件が起こった。 プリンストン大学の同窓生であい、クリスチャンである李承晩大統領に賀川は公開書簡を1955年の毎日新聞に掲載している。 それによると、日本の植民…

賀川と蒋介石

1939年、蒋介石夫人宋美齢のラジオ放送を、南京に赴任していた黒田四郎牧師は聞いていた。 「私は日本が憎い。暴虐をつくす日本軍を許すことができない。しかし私は日本国を滅ぼしてください、日本軍を全滅させてくださいと祈る事ができない。なぜなら日…

貧民窟に入る

賀川豊彦は「悪」を「宇宙悪の問題」と呼んだ。(『貧民心理の研究』1915) かれは「悪を跳ね返して進む一つの力がある」と言う。(『イセスの宗教とその真理』1921) そしてこれを生涯の課題としていた。(『宇宙の目的』1958) キリストの十字…

『福翁自伝』(幼少の時)の合理主義

『福翁自伝』(幼少の時)より 12,3才の頃、殿様の名前を書いた紙を踏んだところを兄にたしなめられた少年・福翁は、これが不満で、それでは「神様の名前を書いたお札を踏んだらどうなるだろうと思って」(幼少の頃)踏んでみたが何もない。 何の罰もな…

東京近辺の使える薬草辞典

タンザニアのチンパンジーは寄生虫が流行る時期になると毎朝同じ草を食べる。またその寄生虫で元気がなくなったチンパンジーは、別の苦い植物の汁を服んで元気になることが観察されている。 その植物には寄生虫を殺す成分が入っているという。 起源前15C、…