自虐でも何でもない。ただの事実である 「日本軍の強姦資料」

以下
中国戦線における日本軍の性犯罪
山東省・湖北省の事例-
笠原十九司

 
より 転載
 
 
山東省における日本兵の婦女陵辱
番号
市・県
鎮・村
年月日
性犯罪の事例・概要
被害者数
鳳凰37.10.24一人の娘を拉致監禁、20日間陵辱した後殺害1
2平原梅家口
官道孫
曲陸店
37.10.27婦女を陵辱した日本兵が村民に殺害されたため、100余の日本軍が報復、三村の農民87名殺害、主婦一人を強姦した後焼死させる。2組の老夫婦を裸にして抱き合わせて縛ったまま放置し、慰み者にする。2
3済陽県城内37.11.141婦人を裸にして木に縛りつけ、乳房を斬りとって殺害。3名の婦女を輪姦後、腹を裂いて殺害。一人の未婚女性は輪姦されて井戸に投身自殺。5
4済南37.11.15逃げ送れた主婦のズボンを裂き、下腹部を突き刺し殺害。村の婦女多数を陵辱、一部の婦人は子どもを抱いて河岸の崖から飛び降り自殺。多数
5平原白庄37.12.16出産間近の婦人を輪姦後、割腹して胎児を出す。1
6観城37.12.12
  12.13
若夫婦の妻を輪姦殺害、3歳児を踏み殺し、夫を刺殺。洞窟に隠れていた女性20人余を引き出し輪姦。20余
7兗州38.1.47名の婦女を輪姦、生理中の女性も輪姦し、生涯子どもを産めない体にする7
8泰安東良庄38.1.28一人の娘を輪姦後、放火した家に投げ込み焼殺する。1
9臨沂県城内38.3下旬少女1人、女子青年1人を輪姦殺害、追い詰められた婦女たちが井戸に投身自殺多数
10県城内38.3.17城内掃討の家宅捜査で、女性を発見すれば強姦して殺害。新婚3か月の新妻を輪姦して射殺、70歳の老婆も輪姦殺害、18歳の少女を輪姦後下腹部を割いて殺害 多数
11棗庄市南臨城38.3.172人の女の子を抱えてさつま芋の室に隠れていた母親を発見して強姦、70歳の老婆を強姦殺害3
12棗庄市郭里集38.3.20酒屋に閉じ込めた村民18人の中に婦女一人を発見、強姦しようとして村民に抗議されたので全員刺殺。村に留まっていた婦女は日本兵に追いつめられ、自殺するもの多し。10
13棗庄市張橋38.3.2650歳の婦人を強姦殺害1
14兗州顔店38.5.5八路軍が村にいると考えて村民1虐殺、14歳の少女を強姦、4人の主婦を農家内で輪姦10余
15兗州故県 38.5.7日本兵2名の失踪を村民による殺害と断定して、虐殺・破壊・放火、婦女数十名が陵辱され、7~8名が投身自殺。数十
16●城武西庄38.5.12国民党軍と戦闘後、村を占領して村民虐殺、輪姦した女性を着飾らして村内を連れ歩き、女性を誘い出して十数名の婦女を騙して陵辱。31
17牟平県城内38.5.31県城を占領した後、住民全員を空き地に集め、中から30数名の青年男女を選んでトラックで煙台まで輸送、男は東北へ強制連行、女性は陵辱の後、女郎屋に売却。10余
18巨野萌扶38.7.10国民党地方武装勢力がいると判定して村民虐殺、多くの婦女を陵辱、少なからぬ女性を強姦して刺殺多数
19●澤万家38.7.14一人の日本兵が白昼女性を強姦、村民に槍で刺殺されたことに報復、村を焼き払う。50歳の女性を木に縛り、慰み者にした後に下腹部をさいて殺害。2
20長清水泉峪38.8.27八路軍掃討と称して虐殺、放火、婦女7人を強姦殺害。7
21禹城趙庄39.4.23日本軍と傀儡軍が八路軍武装工作団と戦闘して被害を受けたことに報復、虐殺・放火、妊娠7ヶ月の妊婦を強姦刺殺、陵辱した母親を銃で撲殺し、1歳の女児を火に投げ入れる。数人
22微山南陽39.9.1村を襲撃、逃げ送れた婦女のほとんどを強姦。沼辺の葦に隠れていた少女を輪姦、沼に投げ入れ溺死させる。多数
23海陽戦場泊40.2.3村民は日本軍を「歓迎」して難を避けようとしたのに、農家から銃を発見した日本軍は、虐殺に転ずる。洞に隠れていた姉妹を引き出し、長女の服を剥ぎ取ったが、胸を両手で隠したので両手指を切り落とし、最後は下腹部を刺殺。次女を陵辱、次女は自殺。2
24東明王官栄40.4.1国民党軍地方武装勢力に損害を受け、報復に虐殺・略奪・婦女陵辱。妻の陵辱を阻止しようとした夫を射殺、妻は機を見て逃亡後自殺。多数
25東明東明集40.5.4村民を集めて訓話をしようとしたが,村民が従わなかったため、虐殺、婦女凌辱に転ずる。60余歳の老婆を強姦しようとして反抗され、刺殺。 数人
26城陽40.6.2 「治安粛正」の掃討作戦で家宅捜査中、新婚妻を強姦しようとして抵抗され、衣服を剥ぎ取り下腹部から刺殺。 1
27寿光牛頭40.6.23女子青年を見つけると凌辱、女子青年十数人を守ろうとした老婆を凌辱した後、裸にして十字路にさらす。多数
28寧津李満庄41.1.16200余人の婦女を学堂に監禁して凌辱。14歳の少女を輪姦後、縛ってトウモロコシ殻で焼殺する。200余
29朱盤溝41.2.22抗日自衛像員が日本兵を殺害した報復に村を掃討、病気で避難できずに畑小屋に隠れていた主婦を強姦刺殺。1
30平度楊家41.4.16女教師を捕え、県城に連れ帰り、熱したスコップを胸に押しつける。2人の女子工作員を拠点に連行、裸にして、焼きゴテを全身に押しつけ、最後は射殺。 9
31東明許庄41.5.5妊婦を強姦しようとしたが、老母とともに抵抗したので2人を射殺、陰部と乳房を刀でえくり、胎児も出す。 2
32尚家山41.9.30同村にあった八路軍の抗日 民衆運動幹部訓練所を急襲、訓練生の男子は建物に開 じ込めて焼死させ、女子訓練士は引きずり出して強姦した後、火に投げ入れて焼死させる。20歳以下の女 子訓練土6人、男子2人を拉致して連行。10余
33文登営南42.3.26農家に隠れていた若い女性5人を強姦、負傷して動けない18歳の女子の衣服を剥ぎ取り、乳房、下腹部を突き刺して惨殺。19歳の女子を輪姦して殺害。8
34●城箕山42.4下旬付近の国民党軍に損害を受け報復、主婦の乳房と下腹部を割いて殺害、孫の女児を刀で突き刺して投棄。数人
35昌邑30余村42.5.184日間にわたり、30余か村で「治安掃討」作戦を展開、青壮年751人(男646人.女105人)を連行、その内約500人が虐待により身体を損ねたところを家族が身代金を払って連れ戻す。200余人は済南に送られ、さらに76人が東北の炭鉱へ強制迫行され、6人が逃亡したほか全員死亡 。多数
36寿光清水泊42.6.9掃討作戦中、白昼、女子青年を捕まえては凌辱し、最後には殺害。 多数
37東節42.7.12民兵が日本軍のトーチカを襲撃したことへの報復、凌辱に抵抗した婦女を生き埋めにする。42人の村民を拉致して身代金を要求、支払えなかった6人を殺害。 数人
38菜蕪雲鳳42.8.29抗日根拠地への掃討作戦中、14歳の少女を輪姦して死なせる。鍬を振り上げて娘を助けようとした父親も刺殺。分娩3日後で避難できなかった主婦を輪姦殺害。 数人
39乳山馬石山42.11.23八路軍への「冬季大掃討作戦」中、19歳の女子を陵辱した後、殺害。数人
40海陽郭城42.11.27民兵に痛めつけられた対日協力者が日本軍を案内して報復、山洞に姉妹を発見して妹を段殴り殺し、姉を強姦、ショックで後に死亡させる。防空壕に隠れていた30人を捕縄、中から女性6人を煙台に連行して、全員陵辱、1人の母親が泣き叫んで娘にとりすがるのを銃で撲殺。 8
41蓬菜大谷家42.12.14掃討作戦中、青壮年80人を煙台に連行、東北の炭鉱へ強制連行、婦女100余人を陵辱100余
42梁山前集43.8.5数か村へ報復の掃蕩作戦中、37人の婦女を強姦。37
43辛羊廟43.9上旬抗日根拠地への掃蕩作戦中、婦女会長を裸にして、乳頭 
に電線を繋ぎ,感電死させる。
数人
44菏澤馮庄43.10.18衆目注視の中で25歳の婦女を輪姦、陰部にコーリャン 殻を挿入、最後は刺殺1
45肥城安駕庄38.1-44.9安駕庄周辺9か所の拠点の日本軍は147人の婦女を強姦・輪姦、被害者は70余歳の老整から8、9歳の少女 まで、その内14人が死亡。147
46済南新華院44.6済南に大規模な日本軍施設「新華院」が作られ常時2、3千の捕虜を収容。脱走を試みた男女の捕虜20余人を裸にして男子は刺殺、女子は軍用犬に陰部を食いちぎらせてから下腹部を裂く。数人
47臨邑姜坊子44.11.2村に悪事にきた日本兵に対して民兵が発砲したことに報復して村を襲撃、多くの婦女を凌辱。多数
48泗水戈山庵45.2.5八路軍が泗水城の日本軍襲撃したことへの報復、実家に帰っていた妊婦の腹を割き9か月の始児を引き出す。婦女30余人を八路軍家族と見てコーリャン殻で焼殺。1
49荏平張家楼45.3.31抗日根拠地の村を襲撃、村民333人を殺害。追跡した嫁と妹が井戸に身を投げたのを石を投げて殺害。2
50諸城 小岳戈庄45.7.3村の自衛隊隊員を殺害、夫を殺害した後、新婚妻を裸にし 
て踊りを強要、拒絶したので輪姦して殺害。
1
 
一九三七年七月に日中全面戦争を開始した日本軍が津浦線(天津-南京・浦口)に沿って国民党軍と戦闘しながら南下して行った過程で、追撃作戦の一環として県城や鎮、村落において民衆も巻き込んだ掃蕩作戦を展開するなかで、「抗日民衆の膚懲」という意識をともなって組織的な婦女凌辱が行われた。事例番号の1から19番位までがそれに相当し、時期は一九三八年夏頃までになる。拙著『南京難民区の百日』(岩波書店)および『南京事件』(岩波新書)で、上海から南京攻略に向かった日本軍が、進軍途中の村々の村落掃蕩戦において婦女凌辱を積み重ねていった事実とその原因を記したが、前掲拙稿では山西省、河北省においても同様に戦線および占領地拡大の作戦中に日本軍が性犯罪を繰り返していった事実を明らかにした。拙稿で期らかにした範囲からも、中国戦線における日本軍の性犯罪は、日本軍全体の特質を示すものであったといえよう。・・・・

・・・・・・事例番号20番あたりから始まる後半期の性犯罪は、この作戦過程においておこなわれた。

(以上転載)
 
 
 
 
自虐でも何でもない。
ただの事実に他ならないだろう。