地震で神社が倒壊す



阿蘇神社楼門など崩壊、熊本城も櫓など4棟倒壊
2016年04月16日 22時18分

16日未明に熊本県などを襲った地震による強い揺れは、歴史的な建造物にも深刻な被害を及ぼした。
 阿蘇神社(阿蘇市)では、国指定重要文化財の楼門や拝殿が崩壊。神社は毎年多くの観光客が訪れる名所で、燃えるカヤの束を振り回す伝統行事「火振り神事」で知られる。
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・・・・17世紀初頭の築城時からの建造物とされる平屋の北十八間きたじゅうはちけん櫓、東十八間櫓(各長さ35メートル)が、高さ20メートルの石垣ごと崩壊。石垣下にある熊本大神宮の建物を押しつぶした。 
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倒壊した阿蘇神社 被害状況を確認
4月17日 16時16分
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阿蘇神社では、地震の影響で楼門と拝殿が倒壊しました。このうち、高さがおよそ20メートルある楼門は、国の重要文化財に指定されています。
17日朝は、阿蘇市教育委員会学芸員が神社を訪れ、写真を撮るなどしながら被害状況を確認しました。阿蘇市教育委員会の宮本利邦さんは、「これまで阿蘇神社が地震で倒壊したという記録は残っていない。訪れる観光客も多いので県や国などと協議して復旧に向けた検討を行いたい」と話していました。(略)
阿蘇神社の神主の内村泰彰さんは、「被害にことばを失った。2300年の神社の歴史でこれほどの被害はない。早く復旧させたい」と話していました。