歴史を考える重要性

以前、ネットでささいな歴史論争をした事があった
 
ある人がこう書いた。
「日本が朝鮮半島を植民地化したとする人たちのお説には当時の極東の情勢を見る視点が全く欠落している。韓国の皆さんが日帝時代の搾取について語るとき、(日本の人が言うときも)ロシア、清と韓半島、わが国の関係に言及しているのを聞いたことがない。関東大震災朝鮮人が被災されたのはまことにお気の毒ではあるけれども、なぜかの国の人が関東地方で被災したのだろう日帝に強制連行されたのかな。彼らが自らの意志でわが国に出稼ぎに来る自由があったことの証明だろう。朝鮮半島出身者を蔑視する風潮はついこの間まで確かにわが国にはあったが、それとわが国が半島人を搾取の対象としたかは無関係と考える。かの国の反日感情は戦後米国の後ろ盾で大統領になったイスンマンという政治家が国策として推進した(同時に親日家を大弾圧した。親日家の財産を没収するなんぞと言う法律がかの国には未だに存在する。)もので、社会のシステムのなかに反日が組み込まれている」
 
この人は、関東大震災の時の朝鮮人虐殺について何も知らなかった。
知らないから、とうとうと自説を展開するのである。
「汚辱の近現代史」などと言うが、起こった事ぐらいはちゃんと教えないと論争にさえならなくなる。
 
歴史教科書問題は日本人には避けて通れない問題である。
歴史観、ひいては人生観が問われている。