国乱れる時、生まれる菩薩あり

聖徳太子が私は好きだ
昔、お年玉で、聖徳太子をもらうと嬉しかった・・・という意味ではない
まず書いたものが好きだ
三経義疏』と言う仏教の解説である。
 
これは聖徳太子の書いたものではなく、後世(約100年後)の道慈と言う留学僧が書いたと言う説が最近唱えられている。
しかしこれはウソだ。
なぜなら『三経義疏』には間違いがあるからである。道慈なら間違える訳が無いような漢文の間違いや経典の引用ミス。
 
道慈という人は秀才だった。
しかも仏教が伝来して150年も経てから生まれた人だ。
そして仏教留学した。
漢文のミスなんてありえない。
 
三経義疏』は、ミスはあっても天才の業である。
秀才が書けるものではない。
天台の学など習わなくても『法華経』の高い価値が、自らの心で理解できた人物が日本国家の黎明期にいたのだ。
おそるべき人物である
ドキドキする
天才だ
秦河勝や恵慈(ヘジャ)法師が叫んだように、彼は菩薩であり、この民族のメシアなのだ。
 
めくるめく混濁した現世に、意志を持って現れた救世菩薩。
聖徳太子がどんな人物だったのか?
少しづつ書いていくつもりだ。