満州の建国神廟

戦前日本は台湾や朝鮮の植民地に相次いで日本式の神社を創建し、戦争が始まりシンガポールが陥落すると、「昭南島」と改名、ここに捕虜を使って昭南神社を建立、地元の住民や各宗派の代表に参拝させるなどの愚行を繰り返した。
満州にも、「建国神廟」を建設し、皇帝の発意という形を取ったが、「軍の独りよがりで日本人も賛成し難く、他の民族に悪影響を与えた」(元満州国総務庁次官・古海忠之の談話、『満州国関東軍』P87)