からゆきさん達の見た日本人

本当の「国賊」とは?
 


日本人はな・・・客の中で一番いやらしかった・・・・・乱暴で・・・・・思いやりいうもんが、これっばかしもなかったもんな
 
山崎朋子『サンダンカン8番娼館』)
 


 
日本の男より西洋人の男の方がよっぽどおなごにやさしかばい。西洋人の男はわたしらがすかんいうことはむりにゃせんもん
 
森崎和江『からゆきさん』)
 


 
80年代、バブル景気の中で、金がありあまっていた日本人の間に流行っていた「アジア買春旅行」
 
タイや韓国のその手の飲み屋では、胸に手をつっこんで好き放題していた男達の姿がみられたと言う。
 
有り余る暇と金。
 
飽食と優越感の中で腐敗する心。
 
孔子は「小人閉居して不善をなす」と洞察したが、まさにそういう人達ではなかったのだろうか?
 
わざわざアジア各地に恥をさらすとは・・・・・・
 
右翼達は、私のことを「反日日本人」とか「国賊」とか、言うかもしれないが、私の眼にはこういう連中の方が「国賊」に見える。
 
アジア各国を侵略して、強姦しまくり、現地の反感を買っていた日本軍もその点は同じである。
 
さらに「軍慰安所なるもの」を造って、侵略、支配したアジア各国の女性達を放り込んで「性奴隷」(クマラスワミ表現)して、恥をさらした。
 
「日本人はな・・・いやらしくて・・・・・乱暴で・・・・・思いやりいうもんが、これっばかしもなかった」と思われたり、したんだろうなー
 
 同じ日本人としてすごく恥ずかしいのですけど。