奴隷制度を考える

奴隷制について -2-パードレたちの怒り

ポルトガルの商人たちが淫乱とマンモンの神にひざまずく様子をパードレ・カルネイロは、1555年の書簡で商人を非難してこう述べている。 当地方に来るポルトガル人は皆真理を忘却す。そは1に売買の欲のため、2には女奴隷の故なり・・・ (『16世紀日…

奴隷制について

米国の奴隷制については誰もが知っているだろう。私も子供のころ、『アンクルトムの小屋』を読んで涙したものだ。 しかし、日本人が偏っているのは、我が国日本の奴隷制についてはまったく知らないことである。『安寿と厨子王』ぐらいはたいていは知っている…