歴史教科書が決して書かない 東学党の第二次蜂起で「皆殺戮しろ」と命じていた日本軍

日清戦争のきっかけとなった東学農民の蜂起
 
1894年春 全羅道で起こった東学農民の蜂起には続きがあった。東学第2の蜂起である。この蜂起は日本軍の侵略に断固反対していた。(p110)
 
著者紹介:中塚明ー1929~歴史家、日本近代史専攻、奈良女子大名誉教授、朝鮮史研究会幹事、『近代日本と朝鮮』『歴史の偽造をただす』『これだけは知っておきたい日本と韓国・朝鮮の歴史』『現代日本歴史認識
 
 
「領土的な野心はない」と述べて英や露の干渉をかわしてきた日本政府にとって、農民軍の決起は容易ならざることだったので、「皆殺し」を命じたのである。
 
東学党に対する処置は激烈なるを要す。向後悉く殺戮すべし。・・・」
(川上操六参謀次長が1894年、10月27日に朝鮮にいる日本人に打った電報)(P115)
 
日本の教科書には台湾の抗日闘争は書くのに、朝鮮農民の第二次蜂起は決して書かないのだという。(P110)