蛇を拝んで何が楽しいの?



もうすぐ2014年も終わる。

今年はいくつかいいこともあった。

日本にとってラッキーだったのは「次世代の党」の極右議員がのきなみ落選したことだ。

特に、「核武装」や「聖戦」を唱える田母神閣下や西村慎吾氏がカスリもせずに落ちたのは、行幸だった。

日本にはあん極右は必要ない、と世間は判断したのである。ネトウヨの支持を集めるだけで当選できるわけがないだろう。

最近古本屋で、「WILL」や「VOICE」などのネトウヨ御用達雑誌が、二束三文で売られているのを見たが、右翼の後退の時期が到来したのである。

さて、お正月だ。

明日になれば都内の地下鉄も初もうでの人たちでゴッタ返すことになる。

しかし、神社に行く人は自分たちが何を拝んでいるのか?知っているのだろうか?

日本の神々については、その正体は「蛇」であるという伝承が多くある。

三輪山の大物主は別名オホナムチ、オホクニヌシノミコトともいう。「古事記」の主人公でヘビである。

民俗学吉野裕子は、「神社の注連縄(しめなわ)は交尾している蛇を形どっている」という。

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なかなか面白いよ。




つまり神社でお参りする人は[蛇]を拝んでいるのである。

それから「蛇」は「刀」で表されたりもするし、「男根」の象徴でもある。
だから、神社の祭礼には、「男根」を神体とするものも多くある。

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これって”拝むべきもの”なのか?

まあ、どんな迷信を信じても自由なので、ご勝手にどうぞ、というしかないが。

しかし21世紀にもなって、なにが悲しゅうて「男根」「蛇」を拝まなければならないのか?

民族の習俗といっても、悲しすぎる話である。