キリスト教会内右翼の唱える歴史修正主義



  キリスト教会内右翼(歴史修正主義

戦前、日本のクリスチャンの多くが神社参拝を受け入れ、ほとんど抵抗もなく軍国主義の旗を振ったように、今日も右翼の旗振りキリスト者が顕われている。





         靖国参拝を正当化する牧師
「神社は偶像崇拝ではない」という戦前の日本基督教団のようなやれやれな意見である。


       <簡単な戦前日本のキリスト教史>

日本組合基督教会の金森通倫は、皇室崇拝、先祖崇拝は許されると主張したが、日本基督教会の指導者、植村正久はこれを認めなかった。むしろ、植村正久は内村の「不敬事件」の際には擁護の論調を張った。

しかし聖書の啓示性を否定するユリテリアン系のグループは日本神道キリスト教信仰がぶつかったこの「不敬事件」を快く思わず、金森通倫の派は1920年から「天皇崇拝」を大々的に認めている。ちょうど内村による再臨運動が終わったころである。

自民党石破茂氏がその金森通倫の孫であるのは知る人ぞ知る。
news.livedoor.com/article/detail

やがて1931、2年、満州事変後に日本国内で沸き起こる右傾化の巨大な波にキリスト教も飲み込まれ、41年になると軍部にひれ伏し、伊勢神宮に参拝して日本キリスト教団が作られる。これが現在の日本基督教団の成り立ちである。世俗権力に屈服して、伊勢神宮を参拝し、軍国主義の旗を振るために合同し、生まれたのが、日本基督教団であったと言えるだろう。
矢内原やホーリネスの抵抗はあったが。



       <キリスト教界は現在も右翼分子を抱えている>

在特会などのレイシストが集まった「チーム関西」に、カトリック教会で毎週オルガンをひいている中曽千鶴子が参加していたように、「日本を愛するキリスト者の会」の理事である保有はかなり昔から、修正主義を唱えていた。



         皆川尚一牧師の書いている歴史修正主義


「これは朝鮮の反日運動家が「挺身隊で連れて行かれる者は慰安婦にさせられる」というデマを流したのを、千田氏がろくに検証もせずに書いてしまったようです。」などという無知を披露している。

参考資料の項目には、従軍慰安婦」(吉見義明)や慰安婦たちの太平洋戦争」(山田盟子)も並んでいるが、読んでいる様子はまったくない。http://web.archive.org/web/20070101055357/http://www.sagamiono-ch.or.jp/intercessors/2001/2001.05/2001.05.report.07.htm



         <日本を愛するキリスト者の会」>
     
つい数カ月前、「日本を愛するキリスト者の会」が生まれている。

「日本を愛するキリスト者の会」トップページ 
http://www.nihon-ai.com/index.html


「キリスト新聞」最新号(12/6)が、同会の全面広告を掲載。賀川豊彦創始者として、平和憲法を守ることをスローガンとしてきた「キリスト新聞」への広告掲載は、既に議論になっている。

「 命と性の日記~日々是命、日々是性」のブログによると「日本を愛するキリスト者の会」の「会長・理事は「日本民族総福音化運動協議会」の要職を兼ねている人もいるという。

「日本を愛するキリスト者の会」の「会長・理事の紹介」
http://www.nihon-ai.com/member.html



日本民族総福音化運動協議会」トップページ
http://www.nihonminzoku-soufukuinka.com/index.html

同協議会の趣旨
http://www.nihonminzoku-soufukuinka.com/pg1.html

役員ー日本を愛するキリスト者の会」の理事と重なる人が多い。
http://www.nihonminzoku-soufukuinka.com/pg2.html


アモス日記」のブログも「正気なのか?」と問いかけている。



           <手束正昭牧師(高砂教会)の歴史修正主義


日本キリスト教団聖霊刷新運動を主宰する手束正昭牧師高砂教会)も設立以来参加している。

大東亜戦争(太平洋戦争)の日本悪玉論はGHQウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムによる洗脳であるとして、大東亜戦争肯定論を唱える」

歴史修正主義者である。