詐欺師・吉田兼倶
吉田兼倶は詐欺師である。
天から光が大元宮に降臨して、そこに神器が出現したという。
「伊勢の、内宮、外宮が、戦乱を嫌い、吉田の地に移られた」ということを匂わせて、調査に当らせた。
更に「伊勢神宮の神々が、二見ガ浦の潮に乗って、大元宮に移られたので、加茂川の水が、塩気を帯びてきたと」朝廷に報告する。
そこで、調べると実際に、水に塩気がある。
だがすぐに加茂川上流に、密かに塩俵を埋めさせていたことが、発覚した
「伊勢の、内宮、外宮が、戦乱を嫌い、吉田の地に移られた」ということを匂わせて、調査に当らせた。
更に「伊勢神宮の神々が、二見ガ浦の潮に乗って、大元宮に移られたので、加茂川の水が、塩気を帯びてきたと」朝廷に報告する。
そこで、調べると実際に、水に塩気がある。
だがすぐに加茂川上流に、密かに塩俵を埋めさせていたことが、発覚した
明らかに詐欺師である。
しかし、詐欺師もその詐欺を見破られ、糾弾されてはじめて「詐欺師」になる。兼倶は幕府への裏工作に走る。
教えを権威づけるために、太古神典を勝手に作り、神祇官を支配するため、家系図を作り変えて、吉田の先祖が古代の神祇伯中臣氏であると、偽装し神祇官領長を名乗る
しかし、詐欺師もその詐欺を見破られ、糾弾されてはじめて「詐欺師」になる。兼倶は幕府への裏工作に走る。
教えを権威づけるために、太古神典を勝手に作り、神祇官を支配するため、家系図を作り変えて、吉田の先祖が古代の神祇伯中臣氏であると、偽装し神祇官領長を名乗る