神々の神殿は乱交の館②古代バッコス祭の狂乱



古代バッコス祭の狂乱 

エトルニアの石棺彫刻

エトルリアは、紀元前8世紀から紀元前1世紀ごろにイタリア半島中部にあった都市国家

(画像をクリックして<拡大>を押す)↓

イメージ 1
エトルニアの石棺彫刻



この彫刻には性器まで描かれ、乱交している様子が分かる。

神々を信奉していた人類の古代においてはこれが当たり前だったのだ。


バッコスはディオニューソスとも呼ばれた酒と酩酊の神である。その祭りはエラフォボリオン月に国家規模でなされ、ニンフやサテュロスに扮した踊り手が練り歩き、酩酊しながら乱交にいたる。この常軌を逸したトランス状態の事を古代ギリシア人は、「神が乗り移った」と述べていた。ギリシア・ローマ人は神々と霊的に交感するような状態(テオレプシー)を高く評価していた。そしてこの祭りが豊作をもたらすと信じていた。

ポンペイのフラスコ画 -前1世紀 アペレス『海から上がったアフロディテ
イメージ 2




バッコス祭りを祝う人々 -イタリアの画家アンドレア・マンテーニャ作
イメージ 3