最近、不倫に厳しい日本社会



シラ書〔集会の書〕/ 26章 22節
売春婦は、唾をかけられて当然であり、/人妻との浮気は死への落とし穴である。 


レビ記第18章20
隣の妻と交わり、彼女によって身を汚してはならない。


バビロンに捕囚されて旧約聖書が編纂された時、すでに彼等には、不倫を禁止する観念が形成されていた。となりの妻はとなりの妻であり、これと交わってはならないし、人妻と浮気してはいけないというのだ。

それが人類の最先端を行く倫理・道徳であった。


イスラエル民族がバビロンの捕囚から帰還する頃、中国では孔子が人倫道徳を説き、インドではシャカによるバラモン教の改革が始まっていた。そしてイスラエル民族が捕囚されていた新バビロニアの北端からはそう遠くもないギリシャでは、賢者ソクラテスが神々の権威を汚した罪で断罪されたのである。

最近、日本社会は不倫に厳しくなった。ひところ「不倫は文化」などと芸能人がうそぶいていた時代は終わり、人類の普遍的価値観を受け入れつつあるようだ。ベッキーは不倫で、全ての番組を降ろされたし、宮崎謙介衆院議員は辞職した。

人々は知らないだけで、この宇宙には心の法則がある。この法則は多くが『聖書』に書かれており、その価値観がやっと人類に根ついたのである。こうして悪が退けられ、善が立つ時代となる。