桓武天皇の生母が武寧王の子孫であると・・・・



大日本帝国朝鮮半島を侵略する際に使われた論理の一つは「日本が兄で朝鮮が弟」という論理であった。そこに使われていたのが「桓武天皇の生母は百済王族」説であった。元々血がつながっているし、天皇韓半島の王でもあるんだという訳だ。

酷い屁理屈だが、戦後になると逆転する。桓武天皇の生母は百済王族」を韓国人側が好んで唱え始めたのである。もちろん「日本が兄で朝鮮が弟」などという論理ではない。「日本の天皇の起源は百済韓国)である」という論理の中で唱えられたのである。韓民族の優越性を示すものになったわけだ。

しかし、私は「天皇家の先祖は北イスラエル人である」と考えている。その理由はすでに述べて来た。血は混じり合っているが、同じ民族とは言えないのだ。いやおそらく伽耶国には同じ民族の枝が多かったのかも知れないが、やがて長い時間をかけて同化して行っただろうと思う。

さて、桓武天皇の生母は百済王族」という話を平成天皇が話し、それを韓国メディアが放送したことを記録しておこう。







武寧王生きている時には「斯麻王」と呼ばれていた。523年に没している。その子孫が桓武天皇の生母だというわけだ。
1999年に韓国国立中央博物館が「百済展」をした。この時展示の中心になったのが、 武寧王陵であった。百済武寧王陵は1971年に発掘が行われている。