#神社の問題点は何か?

    #神社の問題点は何か?

古代において日本の神道の神々に似た神々はたくさん存在した。
どの地方にも、万神殿があった。
エジプトのラーやオリシス、ホルスなど多数の神々
インドにはカーリーやシヴァ 、クベーラなど日本でもおなじみの神々がいた。

メソポタミアには、アンやイナンナ、マルドゥクやバールなど、一説によれば2400の神々がいたという。

ギリシャには、ジュピターやアフロディテアルテミス、アポロンなどやはり日本でもおなじみの神々が崇拝されていた。

こうした神々の崇拝下では、その崇拝されている神の権威によって、王が立っていた。王はその「神の子(子孫)」とされていた。例えば、エジプトでは偉大なる太陽神ラーの子がファラオである。
紀元前の歴史家ヘロドトスによれば、ギリシャの近くにヘラクレスの子孫であると名乗る領主がいたという。
こうした王の権威をもたらす神話を王権神話という。

状況は日本でも同じである。天皇はアマテラス(アマテル)という神の子孫とされている。大和朝廷に統一される前は、地方に様々な豪族がいて、それぞれの先祖だという神を崇拝していた。豪族はみんな「神の子(子孫)」だったのである。

例えば物部氏饒速日命の子孫であり、天磐舟に乗って大和国哮峯に天降り、御炊屋姫命を娶ったという神話を持っている。物部神社は各地にあり、その地方では祭神にちなんだお祭りをしていた。

大和朝廷に統一されるとやがて各神話と伝承は『古事記』『日本書紀』にまとめられている。

日本の問題の一つはこの古代宗教の王権神話に元ずく王政=天皇制が今日に至るまで存続してしまっている点である。この科学が発達した世の中に、他の国々ではもうとっくに卒業した原始宗教がまだ存在するのだ。
日本は宗教においてはガラパゴス諸島のようなものである。

えっガラパゴスでもいいじゃないか?
まあ、そういう人もいるだろう。

問題は何か?
それはこの神々の崇拝が”嘘だらけ”という事である。

真実に見放された原始宗教・・・それが神道である。

  (つづく)