竹島問題を考える

『民主・土肥氏「竹島領有権、日本は主張中止を」韓国議員と共同宣言 会見まで 先月末』
 
竹島に関する土肥氏の発言をめぐり、ブログ炎上、非難と批判が湧き起こっている。
しかしここは冷静に考えるべきであろう。
第一に日本国としては、今日まで竹島を領有する事でどのようなメリットがあったのだろうか?
あのあたりに海底資源があるとも聞かないし、メリットと言えば漁業権ぐらいではないだろうか?
 
第二に韓国がなぜ竹島に軍事施設を置いているのか、その意味を考える必要がある。
竹島は位置的に日本より韓国に近い。
ここに日本の領土があると言う事は韓国にとっては気色が悪いのである。
 
そのうえ近年のわが国は「憲法を変えて軍隊を持とう」とする改憲勢力が民主、自民両党に存在しており、さらに「かっての軍国主義を賛美、称揚する思想」を持つ政治家が複数いる事が知られている。
もし日本が改憲して軍隊を合法化した時、再び軍国主義の道を歩かないと、誰が保障できるだろうか?
 
ゆえに韓国が竹島を占領した政治的意味も十分に理解できるものである。
竹島を基地にして、日本と北朝鮮の両方にニラミを利かせようと言う韓国の軍事戦略の結果、「竹島は我が領土」と言う韓国の主張がなされているのである。
 
 
        日本はどうすべきか?
 
日本政府は竹島外交カードの一つとして有効に使うべきである。
竹島は韓国にさしあげる  
その代わりにいくつかの外交条件を出すべきである。
①もし必要なら、日本から竹島までの漁業権や資源採掘権の主張
北朝鮮拉致被害問題の解決のために全面的協力の要請
③他にもイロイロあるかもしれない。
 
などを文書に盛り込んで外交すればよいのである。
外交カードとして竹島は使い道がイロイロあるし、有効な使い方を望む。