なぜ人は病むのか?と言う疑問

私の育った家庭に病気や怪我がたくさんあった事はすでに述べた。
私にも病があった。
医師が「この子は大人になる頃には白痴になるかもしれない」と述べた鼻の病で、もの心ついた時には、「第4期」と言う重症だった。
青いを通り越して、ドス黒い鼻汁が出ていた。
カッコ悪い病気だ。
どうせならもうちょっとね・・・
 
それで元来バカ陽気な私も、思春期にはめげてしまい暗い詩をたくさん書いている。
 
どうして生まれて来たのか
うまれなければ良かったのに・・・
 
とか言う詩で、これを"未生怨”と言う。
『聖書』の中ではヨブが発している。そういう訳で私はこの時期『ヨブ記』を心の支えとして生きていた。
その頃別にクリスチャンではなかったのだが、なぜか聖書を読んでいた。やがて洗礼を受ける事になる。
 
18才の時に、一念発起して本を読み自己流でヨガを始めた。
”西洋医学には治療法が無い。”
”それなら東洋医学と東洋宗教には、治療法があるかも知れない。”
こうして本格的探索が始まったのは20才だった。
 
 
真理を探す旅が始まったのだ。
 
私の病の治療法は?
そしてそもそも病とはいったい何か?
 
・・・・と言う疑問を解くための長い心の旅路が始まったのだ。
神様は「こいつはよほど酷い目に合わせないと悟らない」と思われたらしい。