世界を変える

 昔 ソクラテスは 200人の目覚めた者がいるなら 世界を変える事ができる と言った。
 
 多くの日本人にとってソクラテスは、いつも物静かに語る賢者なのかもしれないが、
私は彼はかなりアクティブで、変革の思想の持ち主であったと思う
 
同じ時代に現れたインドの釈迦は、やはり賢者であったにちがいないが、同時に革命家でもあった。カースト制度の中でもっとも尊敬されていたバラモンに対して彼は言う。
 
   人は生まれによってバラモンではない 知恵によりてバラモンたりえるのである
 
この明確な身分制度への否定は、当のインドではなく日本で大きな意味を持った。
日本における初期の釈迦の弟子・聖徳太子は、身分制度であった氏姓制度を見切り、「冠位12階」を制定して身分の低い者の人材登用を謀った。
 
ソクラテスの眼から見て、釈迦や聖徳太子は ”目覚めた者” なのだろうか?
・・・・と小さな疑問を感じる.
あまり意味ない疑問かも知れないが。