「歴史は同じ事を繰り返している」

「歴史は同じ事を繰り返している」
と古代インドの思想家達は考えた。
いわいる輪廻思想である。
仏教で「生まれ変わり」とか言うのもそこから来ている。
 
古代ギリシャにもこの循環史観は存在していた。
 
これを受けて近年ヘーゲル哲学は「歴史は繰り返す」と述べた。
この系譜にたつ歴史学者A・トインビーは『歴史の研究』と言う大作を書いて歴史の反復を唱えた。
 
トインビーによれば、歴史は繰り返しながらも前に進んで行くという。
 
私もそう思う。
歴史は螺旋階段を登っているようなものだ。
目的地は理想世界(神の国)である。
 
ヘーゲルもトインビーも全ての出版社から出ている「世界の名著シリーズ」に入っている。
若い頃に読んでおいて欲しい人類の知的遺産である。
 
さてでは目的地である理想世界(神の国)とはどんな世界なのか?
少しずつ書いてみよう。