自律訓練法を身につけよう

25年も前に訓練したのですが、その後の人生にかなり役立ちました。
自律訓練法を紹介します。
 
自律訓練法というのはドイツの心理学者シュルツ博士が、ヨガを参考に考案した、自己催眠による治療プログラムです。
瞑想法の初歩としても優れているのですが、治療効果も高い。
そもそも催眠はそれ自体、「持病が治る」などの報告が多く、治療効果を持っていますから、自分で催眠状態になる訓練をしておけば健康にもよいし、初期訓練を終えれば、公式には知られていない応用編もあります。
 
では
  • 実施場所は、気が散らないように、静かで快適な温度の場所がよい。
  • 極端な空腹感や満腹感があるときや便意のあるときは、気が散るので実施を避ける。
  • 衣服はゆったりとしたものが良い。身体を締め付けるベルトやネクタイは外す。
  • 姿勢は仰向けか、椅子に座った姿勢が良い。目は閉じる。
  • 1回あたりは最大でも5分程度に留めておく。1日に2~4回程度が適量と言われている。
  • 心臓、呼吸器、消化器、脳に疾患のある場合は、行なうべきではない。
 
準備が出来たら、まず「気持ちがとても落ち着いている」と何度か、心の中でとなえる。自己暗示をかける訳です。
 
次に意識を右手に向け、心の中で「右手が暖かい」と何度か唱える。
 
次に左手、右足、左足に同じように。
 
意識を向けた部位がムズムズしたり、暖かく感じたりします。逆に冷たく感じる人もいますが、続けていれば暖かく感じるようになる。
 
訓練が進むとわずか2、3度唱えるだけで、暖かくなって来ます。
 
実際に温度も1,2度は上がります。
 
 
このときは、感覚的なものだけでなく手足の温度の上昇、心拍数の減少などの身体的な変化が実際に起きている。
自律訓練法を終了するときには、消去動作(終了動作などともいう)を行なう必要がある(自律訓練法後に就寝する場合は必要ない)。これを怠ると不快感や脱力感などが起こることがある。消去動作は、手足の屈伸を数回行い、背伸びと深呼吸を行なってから目を開ける。
 
まずはここまで。
身に着いた人、次の段階に進みたい人は、質問してください。