従軍慰安婦強制連行説の真偽を推理する

国際結婚している韓国在住のブロ友がこんな事を教えてくれました。
 
日本婦人の集まりを週に1回しているのですが、
そこで近所の日本人の友人に従軍慰安婦などのことを少し話しました。
すると一人の友人の義父の妹さんの話になりました。
当時戦時中で早くお嫁に行かないと連れて行かれる(従軍慰安婦のことのようです)
ということで15歳ぐらいの若い年齢でお嫁に行ったということです。
周りにはそういう事が実際あったそうで、当時はそういう噂が広まっていたそうです。
 
1990年、韓国のハンギョレ新聞に伊貞玉梨花女子大教授によって、「挺身隊取材記」が連載された。
その冒頭でこのように書いている。
 
「1944年12月、梨花女子専門学校一学年の時、日帝朝鮮半島の各地で未婚の若い女性を手あたりしだい挺身隊に狩り出した。そのため多くの学生が結婚するという名目で退学し始めた。あわてた学校当局は「学校が責任をもってあなたたちを守る」と言ったが、しばらく後、私たちは国家総動員令に応じるという書類にサインしなければならなかった。私は両親の言葉に従い、退学して挺身隊を免れたが、同世代の多くの乙女たちが日帝によって狩り出されていった」
 
しかし付け加えておきたいが、この記事には韓国に生存しているはずの元慰安婦の証言は書かれていない。
 
真実はどこにあるのだろうか?
韓国人達が言うように、慰安婦狩のような事が行われたのだろうか?
私は「自分が慰安婦狩りをした」という本を書いて、韓国で涙ながらに謝罪した吉田清治の証言を100パーセント信用してはいない。
おそらく、千葉大秦郁彦教授の調査の方が正しいのだろう。
 
だが、かと言って、「韓国における慰安婦の募集が全て商売として募集されたものだ」などと言う事を証明している訳では無いのである。
この手の問題について、例えば韓国にいた日本軍が、もし関与していたとしても、それを記録している訳がない。
都合の悪い事は書くはずがないのだ。
 
しかし、当時戦争末期には、あらゆる者と物が、内地(日本国内)において、強制的に徴用されていた。
国家総動員法下において、軍は兵士として男達を徴集したばかりでなく、女にも無料奉仕させるために工場などで働かせたし、農家には食べ物を提供させ、家庭に押し入ってフライパンなどの鉄製品を持って行った。
「提供」とか「持って行く」などと書けばおだやかだが、要するに無料で奪ったのである。
これに意義でも唱えようものなら、殴る、「非国民」呼ばわりする、法令違反として投獄する、時にはその場で銃殺さえしたという。
 
このような時代に、国内では何んな横暴もできると思い込んでいた軍人達が、韓国において何も奪おうとしない訳が無い。
おそらくはどさくさ紛れに何かやったと考えた方が正解だろう。
 
それとも日本ではかなり横暴だった軍人が半島ではおとなしかったのだろうか?
この考えには説得力が無い。
 
私がこれまでに書いた慰安婦に関する記事は、「強制連行か?否か?」をまるで問題にしていない。
これはどちらも決定的証拠が無いからである。 だが強制的な事はあったと考えた方が理にかなっていると思う。