断食7日目

断食七日目
 
毎日それなりに忙しくしているのだが、昨日はラーメンの汁が飲みたくてしかたがなかった。
 
夕方コオロギが家に入って来た。
捕まえて外に逃がしてやりたかったが、捕まらない。
しょうがないのでほっといたら鳴き始めた。
久しぶりにこんな近くで聞いた。
少し感動した。
 
今日は一日家にいたのだが、パソコンをつついて休んでいると性的イメージが湧いて来た。
放っておくと妄想が広がるので、中断して散歩した。
すこし意外だ。
こうした性のイメージは私の個人的無意識(下意識)から立ち昇ってくる。
その個人的な性のイメージの背景には集合無意識内の性のイメージが存在しているものと考えられる。集合無意識内の性のイメージには、今日まで人類が体験してきた性体験のイメージが存在している。
それは、私達が決して個人の妄想によって作られるイメージとは言えないような不思議な性的夢を見る事からも明らかである。
むしろ、集合無意識内の性のイメージが個人の性的妄想の源泉である。
早い話、性のイメージに関連する霊的存在が関与しているのである。
 
散歩しながら、このイメージを少し追いかけてどこに行くのか、観察しようか、とも思ったが止めておく。
この断食の目的には邪魔だからだ。
 
お腹の堅い部分に息を集めてみる。手でもむ。
ゴロゴロとお腹が鳴って活動する。
ガス抜きだ。
 
明日の朝は大量に水を飲んでみよう。
 
エス様が断食した荒野は、まるで月の世界のように生命を感じさせない世界だ。水はどうされたのだろうか?
水を飲む場所があったのかも知れない。もし水抜き断食であれば、40日間は人間の限界を超えている。
いつか、死んで、あの世でイエス様に会ったら聞いてみたい。