こんなだったか?

京城国民学校の教師、古橋利子は、8月15日の日記にこう書いている。
大門通りは朝鮮服の白でぎっしり埋まり、そこここに韓国旗、米国旗・・・
「万歳」「万歳」「万歳」天地も砕けと叫び。
「朝鮮独立」・・・等ののぼりを立てて、大学生、中学生、女学生、白衣の民衆が長蛇の如く・・・騒ぎ立てること騒ぎ立てること。

河邑厚徳編『昭和20年夏の日記』1985)