韓国の要求


 産経新聞24.8.28
韓国議会、慰安婦で日本に謝罪要求
 
韓国の国会外交通商統一委員会は28日、日本による朝鮮半島統治時代の「慰安婦」問題に関し、日本政府に公式の謝罪と賠償を要求する決議案を採択した。30日には本会議でも採択される見通し。
決議では慰安婦問題を「人類の普遍的価値に反する犯罪行為」と指摘し、日本政府に対し公式謝罪と賠償を要求。また「日本政府が歴史的責任を受け入れ、繰り返さないため」として「歴史教育」を求めている。
さらに要求を日本側に受け入れさせるため、韓国政府に対しても「日本との協議や国際社会への問題提起などあらゆる外交的努力を尽くすべきだ」としている。
採択過程では一部の議員から「慰安婦」という表現を「性奴隷」に変更するべきだとの意見も出たが、修正については今後検討するという。
一方、韓国外交通商省の趙泰永チョテヨン報道官は28日の定例会見で、慰安婦問題をめぐり野田佳彦首相が27日に「強制連行を示す文書は確認できない」と述べたことに触れ、「過去の日本の謝罪と反省を無効化する行為だ」と非難した。
趙報道官はさらに「日本政府は(慰安婦に)苦痛を強いた事実を認識し、歴史に対して謙虚な姿勢を見せなければならない」と主張。「被害者が納得できるよう誠意ある措置を取るべきだ」と述べた。趙報道官は慰安婦問題の国連への提起についても「可能性は排除しない」とした。