創価学会と公明党へのメッセージ(1)
創価学会を酷く言う人は多い。
だが、私は学会員の友人も多かったせいか、悪感情を持たなかった。
ここで漫画家の石坂啓さんが述べているように、彼らはみな素直で優しかったからだ。
すると彼等は悲しい顔をしたり、困惑したり、顔をそむけた者もいた。私が苦い思いをしていたように、彼らも苦みを覚えた。
今、公明党は、「改憲ではなく加憲だ」と述べている。だが、その時が来れば彼等が妥協するのは目に見えている。現在のおためごかしな説明は、その時になればあっさり捨てるためにあるのである。これまで武器輸出、秘密法、安保法制、解釈改憲と進んできた国家の中で中枢に近いところにいながら、その度に大切なものを一つ一つ捨ててきたのだ。最後に残ったもの=それは大日本帝国と神道に殺された男の記憶=を捨てさる日も近いうちに来るだろう。
彼らは知らないのだろうか?その男の記憶が「絶対平和主義」という理念を産み出したのである。その男の記憶と獄中で死んだ無念の想いを忘れるとき、彼等は「絶対平和主義」をかなぐり捨てるのだ。
教えて欲しい。なぜ、そんなに盲目になれるのか?
漫画家 石坂啓さんからのメッセージ
(週刊金曜日 2014,7,4)
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