己を顧みないキチガイが書く『世界日報』記事




統一教会と言えば、文鮮明氏である。

その文氏は自伝『平和を愛する世界人として』でこんなことを書いている。

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『平和を愛する世界人として』より

反共闘士として知られた文氏だが、1991年突然金日成に逢わなければならないという思いにかられ(啓示され)、北朝鮮に赴く。
これは、その時の回想である。
文氏は、金日成氏とうちとけ義兄弟になったのである。

どこから見ても、文氏は下で世界日報が糾弾している「キョレハナ」なんかよりも、はるかに親北である。1990年ごろ、ソ連と東欧諸国が解体し、共産主義の脅威は大幅に減じた。冷戦は終わり91年ころから韓国では、民族統一が叫ばれはじめた。後の「太陽政策」なども「民族の和解と融和」いう方向に向かっているのだ。大きな対立が終わりをつげたのでである。(より小さな対立は残っている)そういう流れを文氏は先取りしたわけだが、世界日報という新聞は、文氏をメシアとして仰ぐ統一教会(最近名称が変わったらしいが)の会員がやっている新聞である。いつだったか文氏の息子さんが北朝鮮に電撃訪問した事があったが、はっきりいえば、統一教会は韓国でももっとも北朝鮮に近い宗教である。そもそも文氏の出身地は現在の北朝鮮なのである。ゆえに日本政府が北朝鮮と対話する際に常にチャンネルの一つとして取り沙汰されているのが統一教会である。ところがなぜかその信者が他者を「親北」と言って糾弾するというのがこの記事なのだ。正直わけがわからない。親北」ではなく「北朝鮮主導による朝鮮統一」グループであると言いたいのか?それならそれで言葉の使い方を考えるべきである。

韓国挺身隊問題対策協議会が「容共」的なのは事実である。尹美香と私は2時間にわたって話し込んだことがあるが、共産主義に対する警戒心はまるで見つからなかったので愕然としたことがある。それは彼女たちがしている「韓国政府は、ベトナムに謝罪せよ」運動にも表れている。尹美香は内実は知らないがクリスチャンである。

文氏の教えには、”韓国はアダムで日本はエバ、韓国を立てなさい”という教えさえあるのだが、その弟子を自称する連中の中には、嫌韓に染まったものも多く、教会内には国粋主義が蔓延しているとも言う。

勝共連合の渡辺某にしても、慰安婦問題について自分の教祖の言葉よりも、西岡力のデタラメ論説を信奉しているという。西岡は、韓国の慰安婦団体を反日親北として糾弾している人物である。そのあたりに影響を受けているのだろう。






慰安婦像、背後に親北団体


韓国・釜山 反日煽り日韓分断狙う

昨年末、釜山日本総領事館に面した歩道に設置された、いわゆる従軍慰安婦を象徴する像の設置や管理をめぐり、親北朝鮮路線の市民団体が中心的役割を担っていることが分かった。韓国の反日世論に便乗し、北朝鮮が主張する反日・反米路線に呼応する親北勢力の実態が改めて浮き彫りになった形だ。
http://www.worldtimes.co.jp/wtsekai/wp-content/uploads/2017/02/%E5%B0%91%E5%A5%B3%E5%83%8F-300x187.jpg
韓国・釜山の日本総領事館に面する歩道に設置された慰安婦像。傍に貼られた横断幕には問い合わせ先として「未来世代が建てる平和の少女像・サポーターズ」の電話番号が記されてあったが、実際には「キョレハナ」という親北団体だった 6日、森啓造撮影
 慰安婦像のすぐ横にある地下鉄1号線草梁駅のエレベーター地上口には「少女像を守ってください」などと記された横断末が張られている。そこに問い合わせ先として記された「未来世代が建てる平和の少女像・サポーターズ」の電話番号に連絡すると、職員らしき男性が「はい、キョレハナ(民族は一つ、の意)です」と出た。
 「キョレハナ」の正式名称は社団法人「ウリキョレハナテギ(私たち民族が一つになる)運動本部」。「キョレハナ」の釜山支部である「釜山キョレハナ」は釜山慰安婦像建立に向けた募金活動などに深く関わり、団体内に事務局を設置。像設置後は管轄自治体である釜山市東区庁との協議、像管理に向けた防犯カメラ設置、像の法的・制度的設置根拠作りなどで中心的役割を果たしている。
 「キョレハナ」は2005年に設立され、同年9月の仁川アジア陸上大会に選手団と共に派遣された北朝鮮の女子学生応援団との民間交流を主催するなど、南北交流を手放しで歓迎する典型的な韓国親北団体として知られる。
 ホームページには2010年の北朝鮮による韓国哨戒艦撃沈事件を受けて李明博政権が実施した対北制裁「5・24措置」の解除を求める内容が目に付く。
 その後、李明博朴槿恵両保守政権で南北交流が事実上途絶えると、「歴史認識の歪曲(わいきょく)や軍事大国化をもくろむ日本を非難する反日や反米へ路線転換した」(尹ヨンジョ釜山キョレハナ政策局長)という。
 親北団体が反日・反米運動に加担する理由について北朝鮮の対韓国工作に詳しい柳東烈・元韓国警察庁公安問題研究所研究官は「韓国が日米との関係を断つことによって韓国を自分たちの手中に収めようという南朝鮮革命に向けた北朝鮮金日成主席教示に従ったもの」と指摘した。
 在ソウル日本大使館前の慰安婦像を囲んだ毎週水曜日の反日デモを主導する左派市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」にも親北派が関わっているとする疑惑がある。強硬路線の親北団体がソウルに次いで釜山でも慰安婦像の背後で暗躍しているとすれば、日韓合意の履行はさらに遅れる恐れもある。
【釜山(韓国南東部)・上田勇実】