太子が生まれた時代

 
太子が生まれた時代は過度期であった。
物事、方向性が変わる時代。
変革期。
時代が大きく変わった明治維新と同じよぷな時代。
 
朝鮮政策の失敗から大伴金村の失脚、筑紫の反乱などが起こり、氏姓制度の弱体化の後、仏教が伝来し(552年)、蘇我氏物部氏の対立が激化した。

 蘇我稲目が仏像を安置し、礼拝を始めて一年後、疫病が流行し物部尾輿は「疫病の原因は、稲目の仏教崇拝にある」と非難した。
 蘇我稲目は「原因はむしろ、仏教拒否の非礼にある」とやりかえす。
 戦いが始まった。
 
仏教の輸入をかけた最初の戦いである。