身体の中の数の話

私達は私達人間について何も知らないのですね。
もうホントにあきれるくらい何も知らない。
それでまずは身体の話をしようと思っています。
背骨の話です。
 
背骨って言うのは家で言えば真ん中の大黒柱です。
全体を支えている。
内臓に繋がる自律神経がいっぱい集まっている。経絡・経穴(ツボ)もいっぱいです。
だから、身体が不調になると背骨に反映します。
 
で、上から
頭蓋骨の中に隠れているのが頚椎の一番です。
狂気にみまわれると、これが捻れると言われています。
確認していないので何ともいえないところですね。
その下に2番、3番、4番、5番、6番、7番とあります。
ちょっと出っ張ってるのが7番です。
 
それから胸椎があります。
全部で12個あります。
12番目に関してはイロイロな説があります。
整体師の中には、「12番が捻れるのは癌だ」・・とか
「いや、霊的な問題だ」と言う人もいます。
 
霊的な問題・・・と言うのは要するに、霊的な問題があって病が起こっていると言うのですが、そういう眼で見るなら霊的な問題を持たない人などいるのでしょうか?と言う疑問がある。私は違うと思う。
 
その下に触っていくとちょっと大きい骨があります。
それは腰椎です。
腰の部分です。
5個あります。
この腰椎の5個は、運動系の中心です。
スポーツなんかは全て腰が要です。
だから月偏に要って書くのです。
腰が入っていないと何もできない。
野球でもテニスでも腰を軸にして回転させながら力を生んでいますね。
だから投手の腰がふらついてしまうとノーコンになるし、回転に障害があると早い玉にならない。
実際には回転させながら捻る方が力を生むのですが、それは腰を酷使するので巨人の江川なんて引退した時には腰がボロボロだったそうです。
彼は捻ってましたから。
それから日本語で覚悟を持った人間を「腹ができる」と表現しますが、これも腰に関係ある言葉です。覚悟をすると言うのは腰に力が入っていると言う事です。
 
歩く時も腰が中心です。
腰が上下したり、ぶれたりしないで上半身と下半身の動きの中で常に中心になっていると歩くのが美しいのです。
タイの山岳地帯などで女性が頭に物を載せて歩く姿を見ていると、腰で上手くバランスをとっていて美しいですね。
 
余談ですが、歩く姿を綺麗にしようと思ったら腰の事なんか考えないで歩いた方がいい。
頭の天辺が糸で天に引っ張られている・・・と言うイメージで歩くと、歩く姿が美しくなって行くのです。
 
ところで、なぜ頚椎は7つで
胸椎は12個で
腰椎は5つなのでしょう?
 
その他にも身体にはいろんな数があります。
例えば、手の指は5本あります。
足の指も5本です。
それから、五臓六腑と言います。
肺は2個 腎臓の2個 脳も左右に割れています
 
なぜ、こんな数があるのでしょうか?
 
一方、聖書の中で、7、12はよく出てくる数です。
それとどんな関係があるのか?
 
このシリーズは2,3年かけてやろうと思っています。
次項ご期待。