東京近辺の使える薬草辞典

タンザニアチンパンジー寄生虫が流行る時期になると毎朝同じ草を食べる。またその寄生虫で元気がなくなったチンパンジーは、別の苦い植物の汁を服んで元気になることが観察されている。
その植物には寄生虫を殺す成分が入っているという。
 
起源前15C、パピルスに書かれた古い医学書がある。
起源1C、中国では「神農本草経」が出されている。
365種もの薬草が分類されている。
現在では5000種
 
咳止めー砂漠に生える麻黄(エフェドリン)ー現在でも漢方薬としてつかわれている。
ヨモギは止血剤
ケシから採れる阿片は痛み止め
ジギタリスは心臓病の薬
米原産のキナノキはマラリアの薬としてすばらしい効果、下痢、便秘などにも効果がある。
センブリー煎じて胃の薬(食欲不振)
アロエーやけど
トリカブトは毒だが、火で炙る、塩漬け、現在では蒸して毒性を無毒化して「加工附子(かこうぶし)」
ハシリドコロ 痔の薬に使われる
ナンテンは実が咳き止め
ハブ茶は便秘に
 
ハーブ
ハッカ、ラベンダー、
シナモン、ナツメグなどの香辛料もハーブである
 
オオバコ(車前草)○ 咳止め(葉と種子)
ドクダミ○ 殺菌、オデキにも効く、
ヨモギ 止血剤、カラカラに干してもぐさ
タンポポ 根、胃のくすり
ゲンノショウコ○全草 下痢止め
スギナ 全草、利尿剤
チガヤ○ 根茎、地下茎を利尿剤
イタドリ 根を下剤
葛の蔓○ 葛根(かっこん)漢方薬の葛根(かっこん)湯の原料ー発汗、肩凝りに効く
澱粉は食料になる。
チドメグサ 止血、犬のオシッコするような湿った場所
ヒナタイノコズチ○根を漢方の原料にする
ノイバラの果実 下剤
ネナシカズラ (スイカズラに寄生) 葉をお風呂にいれて、あせもと湿疹の薬湯にする
 
雑木林には
タラノキ 山菜として芽、根を利尿剤
リンドウ、センブリ 苦くて胃の薬
サルトリイバラ 根をおできの薬
ニワトコ(接骨木) 捻挫の時のシップ薬
ウコギ 若芽を山菜、樹皮を強壮剤に
サンショウ 若い実や若芽の佃煮
サラシナショウマ 葉をさらして食べる 根は漢方薬(升麻)の原料
 
川原
クコ 強壮作用 葉は干してお茶、果実は果実酒、根は漢方薬(地骨皮じこっぴ)、春先の新芽は山菜
 カケラケツメイ お茶、利尿作用
カワラヨモギ 黄疸の薬
ヒガンバナは有毒、むくみとり
オミナエシ、オトコエシ 排膿剤
キキョウ 淡きり
 
 
ムクゲは韓国の国花だが、枝や根の皮は水虫の薬になる。
モクレン 蕾には毛が生えている。蕾は漢方で蓄膿症や脳の病気に
イチジクの葉は煎じて腰湯にするー痔に効く
ツワブキユキノシタの葉はオデキなどの外用に、
ラベンダー 穂花を薬湯に
 
 
スズランの根、オモトの地下茎、フクジュソウの根、ジキタリスの葉は猛毒であるから注意
 
生姜の干したものは生姜(しょうきょう)といい漢方の薬
紫蘇の葉は暑さ負けの薬
トウガラシは食欲増進、血管拡張作用
大根の葉を干して干葉といい、風呂にいれて疲れを取る
 
 
 
 
 
 
 
(○は、日本薬局方に収載されている薬草)
 
 
 
 
 
 
 
 
生薬とは、植物を干して乾燥させたもの
 
 
 大塚敬節 「漢方と民間薬百科」 1966 主婦の友
井沢凡人 「原色版日本薬用植物辞典」1980、「和法」1977
井沢一男 「薬草カラー図鑑」1990、主婦の友