『福翁自伝』(幼少の時)の合理主義

福翁自伝(幼少の時)より
 
12,3才の頃、殿様の名前を書いた紙を踏んだところを兄にたしなめられた少年・福翁は、これが不満で、それでは「神様の名前を書いたお札を踏んだらどうなるだろうと思って」(幼少の頃)踏んでみたが何もない。
何の罰もないので、便所でも試してみたが、何もないというのである。
多分、素朴な合理主義に思えるが、その後稲荷の社を開けて、御神体の石をすり替え、別の石を入れてみたりしたが、何もなかったという。
日本の合理的思想に大きな影響を与えた。