パンの片割れ

昔、スコットランドのクリスチャンには、こんな言い伝えがあったと言う。
 
神様は昔、一つのパンを切り裂いて
一方を男とし他方を女とした
だから男と女は自分のパンの片割れを求めてひきつけ合うのである
 
こうした伝承があって初めて一夫一婦制度が生まれたのである
 
 
日本にも似た伝承がある
赤い糸の伝説」である
結婚する男女は小指と小指が赤い糸で結ばれている・・・と言う
 
この伝承がいつから日本に存在するのか?
は知らないが
元は中国の話らしい
中国では小指ではなく
足首と足首が赤い糸で繋がっていると言う
 
明治以来、日本において一夫一婦制が根づいていく過程において
こうした民間伝承が果たした役割もあったと思う