断食と肉と農耕と

夜中、ポンジュースが飲みたくなったので、買って飲んだ。
 
復食1日目
 
いつもなら復食は重湯で始めるのだが、今回は牛乳で始める。
朝は牛乳だけ
昼は牛乳とスープ
夜はスープとお粥
 
スープの出汁はイロイロだが、具は豆腐だけ
 
断食業界では、復食に断食と同じだけ日にちをかけるが、それは万一にそなえての事で、皆そんなに必要か?と言えばそうでもない。
私のいた断食道場に嘱託の医師がいたのだが、彼は断食が明けて3日後にはもう私と居酒屋でビールを飲んでいた。だが人によっては何か起こる可能性もあるので、このやり方はお勧めでは無い。
今回、牛乳を選んだのは、それが自然だからだ。
 
生まれたばかりの赤子は乳を飲むものだ。
 
そしてここから肉に進んでみようと思う
 
我々の先祖━エバ仮説が正しいとしておよそ15万年前に生まれた先祖━達は、農耕が生まれるまで狩を主体として暮らしていた。世界中にマンモスの墓場が点在するが、マンモスなんて一頭でその部族全体が肉にありつけただろう。
しかし、獲物が獲れなければ飢えていた。
つまり、先祖達の体験から考えてみて、断食後に肉を食べるのは自然だと思う。
 
ところで農耕はいつ始まったのだろうか?
人類最古の農耕の記録はメソポタミアのシュメール文明である。
天皇の名前であるスメラミコトはこのシュメールから来ているという説もある。「すめら」=「スメル」である。
また、キリスト教徒やユダヤ教徒にとっても無関係ではない。
信仰の祖であるアブラハムは、シュメール人では無いかもしれないが、シュメール文明の中に住んでいた。
メソポタミアのウルはシュメールの中心地でもある。
さらにシュメール語は広範に影響力を持っていたらしい。
シュメール語で神は「テンギル」だがモンゴルでも「テンギル」であり、さらに日本の山の神「テング」の語源ではないかと考えられる。
 
このシュメール人だが一体どこから来たのか分からない。
さらにある時期、突然消えており、どこに行ったのかも分からない。
じつに不可思議な民族である。
もしかしたら、失われた大陸などに関わっていたのかもしれない。
 
彼らは一体どこで農耕を覚えたのであろうか?
麦の種はどこから?
 
現在のところ、分かっていないだけで、実際には農耕の起源はもっとはるかに古いかも知れないのである。
もしかしたら、10万年も前の土壌からいつか農耕の跡が発見されるかも・・・・